放浪 Wander > インド 聖地ヴァラナシ編 Varanasi India

VARANASI INDIA
聖地ヴァラナシ

日本では「ベナレス」という呼び名で知られています
ヒンドゥー教、三大神の一人「シヴァ」の聖地

ここで沐浴すればすべての罪は清められ
ここで荼毘に付され灰となってガンジス河に流されれば
輪廻転生からの解脱が得られるという
3000年以上の歴史を持つ聖地の中の聖地

・・・・と如何にもな事言うと
如何にもな聖地を思い浮かべると思うんですが
この街はそれだけでは語れない
なんとも形容のしがたい街だった・・・



ベンガリー・トラ

ツーリスト街のメインストリート
狭いように見えますが
旧市街の道は全部こんな感じ

石造りの古い建物が立ち並ぶ狭い道が縦横に延び
その全てで人々の生活が営まれています
 
慣れない旅行者には迷路のようなこの道は
ただうろうろするだけで楽しい


道には外国人旅行者、巡礼者、
地元連中、詐欺師、売人、物乞い
更には牛、犬、猿、山羊の動物の群れ

横を見ればバックパッカー向けの安宿
商店、御飯屋、チャイの屋台、土産物屋
祈りグッズの店が軒を連ねて犇めきあい
道行く人に声をかけています

「ヤッスイネ〜、NOタカイネ〜」ってね
「聖地」

歩いていてふと目に飛び込んでくる物がある

それは「リンガ」と呼ばれる御神体

早い話「シヴァのチンコ」を象ったもので
この街にはそれを祭っている祠が
大小取り混ぜて3000以上あるそうだ


雨季」

雨季には犬や牛の糞が雨で溶け
最悪の状態になるそうですが
俺が居たのは乾季だったのでまだ綺麗な道です

所々で赤いシミが見えますが
あれは噛み煙草を吐いた跡です

インドでは何処でもこの赤いシミがあります





喧噪と混沌、「動」の空間「街

街の寺院には祈りの声が絶えず
道ではクラクション鳴りっぱなし

ガンガーで沐浴する人々、各所から聞こえる音楽
ガンジャを吸いながら一日中ボーっとしてる人々
この街で死を迎えるために来る老人達

通路を通るのは死体か花嫁か・・・・
火葬場から香る荼毘の煙・・・

ガンガー沿いの旧市街(ツーリスト街)は
ベンガリー・トラと呼ばれる道幅2m以下の細い路地が
狭い界隈に網の目のように張り巡らせられいて
まるで巨大な迷路のよう


静寂と閑散、「静」の空間「対岸」

対岸は不浄の地とされ開発はされていない
住んでいるのはアウトカスト(不可触民)の人達

対岸に渡ってみると、
そこにあるのは驚くほどの静寂
聞こえるのは風の音、川の音、微かなプージャーの音

目に映るのは広大な砂地、その先の森

そこから今渡ってきた対岸の街を見やると、
まるで砂漠に浮かぶ蜃気楼のよう・・・



■ 聖河ガンガー ■



旧市街をさまよっていると
突然視界が開け、そこにガンガーの姿

すべての道はガンガーへ通じている

ヴァラナシの象徴であり
多くの旅人が心奪われる
早朝と夕暮れ時は河が空と混ざり合って
不思議な風景に見えます
まるで薄い霧で出来た壺に
閉じこめられたような錯覚を覚えました


ヨギニレストハウス

俺達がヴァラナシ滞在中にお世話になっていた宿
高台に建っていて最上階の部屋は
白のタイル張りでとても綺麗
屋上からは、眼前のガンガーが一望できる

弥生さんは前回ヴァラナシに来たときも
お世話になっていて
ヴァラナシにいったらここに泊ると
決めていました、なので

駅から直行でヨギニに行きました

弥生さん曰く、「ヨギニのボス、ジョッティの顔に
キズが増えていたのは、気のせい・・・・?」

ワンワンを拭いているのは実質ヨギニを
切り盛りしているティロキ
ジョッティの従兄弟にあたる




ガート GHAT

俺達の泊っているヨギニはガートのすぐそばにある

ガートとはガンガーの市街地側に長さ数kmにわたって
作られている沐浴場の事で

ガートは細かく区切られ、それぞれ名前がつけられている
特にプージャー(礼拝)の行われるダシャシュワメート
火葬場のあるマニカルニカはヴァラナシに来たなら
一度は見ておくと良いかも

ヴァラナシまで巡礼に来た人々は着衣のまま
ガンガーの茶色く濁った水に身を沈め、水を口に含む

ヒンドゥー教では「輪廻」という考えがあり
死んでも同じカストに転生すると言われているが
ヴァラナシで火葬され、その灰をガンガーに流せば
その「輪廻」から解放されるといわれている

ヴァラナシで荼毘に付されるのは
ヒンドゥー教徒にとっては最高の喜びなのかもしれない・・・


ガートはヴァラナシの人にとって
沐浴のためだけの場所ではなく
洗濯したり、風呂だったりトイレだったり・・・

大人も子供も昼間からクリケットで遊び
一日中ボーっとしている旅行者に
物売り、曲芸師、はては売人、物乞いが
寄ってきて「買え買え」「くれくれ」

そんなやりとりをしている場所から
ほんの数分歩いたところでは
薪に煌々と火を灯し死者を焼いている
川沿いの洗濯場
午前中に洗濯して
お昼頃にはガート中に広げて乾かします

通路に置いてあるんで犬とかに踏まれまくってるけどね・・・
洗濯屋さん



いもちゃんチャイ屋

パンディーガートにあるチャイ屋さん
貸しボート屋もやっていて
頼めば自分で漕がせて貰える

いもちゃんは日本語が話せるので
お店にはいつも数人の日本人がいる

放浪絵描きが
毎日ファイヤーパフォーマンスしていた
場所もここ

夜遅くまで残ってる俺達に
気をつかってくれてたのかな・・

最後まで見てくれてました
いもちゃんチャイ屋
商品リスト

メニュー 価格
チャイ 1,5Rs
ミルクコーヒー 3、0Rs
レモンティー 2,5Rs
ホットレモン 2,0Rs
サモサ 1,5Rs
ラスク 0,5Rs

たしかこんな感じの料金だった
(うろ覚え、情報求む)




いもちゃんチャイ屋付近を縄張りにしている犬

ヴァラナシのガートにはたくさんの犬がいます。
大半は野犬で旅行者の食べ残したお菓子や
川に流れている死体を狙っています

しかし人間を襲うことはなく、
非常に人懐っこい犬がほとんど

いもちゃんとこの犬は子犬の頃から
チャイをひっくり返しては飲み、
油断してる人のお菓子を囓るので

その度にいもちゃんファミリーのだれかに
叩かれたり追っかけられたりしてるので

ある意味、躾はきちんとされています(笑)

人間に絶対服従だしね
毎日相手してたら
すっかり懐かれちゃいました(笑)

あーダニが移ってくる〜
すっかり懐かれてしまった放浪絵描き(笑)


夕暮れ時、いもちゃんに船を借り
対岸へ渡ってみた


スラジとヤヨイ
いもちゃん兄弟の四男ティンクー

英語も話せて日本語も話せ人懐っこく
いつも「おにちゃーん」と言ってきます

まだ10歳くらいだけどしっかり稼いでて

チャイ屋ではウェイターをこなし
ボートの漕ぎ手もやります

ただ、船を漕がせると
川に落ちてくる凧の回収に走るので
そのへんはやっぱり子供(笑)


砂に出来た「風紋」 一面に続く砂地、溜まったゴミ
凧揚げしてる人々

どこからともなく走り寄ってくる野犬

そして振り返れば美しい夕日

・・・・・こっち側の方が「聖地」のような気さえしてくる
乾季の今は広い砂地でしかない対岸も
雨季になれば7m以上も上昇する川に埋もれ
全て水没してしまう





拳法着着てちょっとカッコつけて撮ってみました





夜のガートでは練習も兼ねて
毎日ファイヤーパフォーマンスをしてました

他のツーリストや現地のインド人達も混ざって
毎日お祭り騒ぎしてましたね・・・
因みにヴァラナシの炎舞師に情報提供

モナリザの経営者がやってる量販店で
ケロシン(灯油)が量り売りされてます
1リッターで18〜22Rs位で売っています

場所はアンキタからモナリザに抜ける途中
少し上り坂気味になってる付近にあります
開店は4時か5時頃なのでそれ以前にいっても
シャッターが閉まってるだけです

どうしても解らなければ
モナリザで聞いてみるといいかも
イタリア人ジャンベ叩きスワルプ

俺達が毎日行っていた
ガートでのファイヤーパフォーマンスで
音を出してくれていた人

今になって思うと物凄く巧かった

録音してある音を聞いても
どうやって叩いてるのか未だにわからない

ヘンなイタリア人。




現地のインド人 シブさん






リーダー

いもちゃん曰くグットブレインドッグ

リーダー犬だが実はメス犬
強いんだろうなぁ・・・・
喧嘩隊長

この群れの特効隊長
体には無数の傷を持ち
シッポも千切れてる満身創痍犬

こう見えてもメス犬


かぁちゃん

ちょろちょろ動き回る
6匹の仔犬達の母親



蛇遣いのお爺さん

インドでは大道芸のカストがあるようです
年齢層も蛇遣いのおじいさんから
軟体芸の子供達までと様々

子供達の・・・芸の途中に
いい歳したオッサンが
バクシーシねだってくるとガンガーに
放り込みたくなりますね
大道芸の少女達

彼女達の芸が終わった後
俺等の作った風船をあげるのが
日課になってしまった






サドゥー(ヒンドゥー教の行者)

オレンジの衣を身に纏い
異様な風体の男達、彼らはサドゥーと呼ばれている
だが中には単なる「物乞い」も混ざっている

彼らは一切生産活動に参加せず
世俗を捨てて瞑想している・・・・事になっている

実際はそうでも無いような気がする。
特に旅行者に話しかけてくる奴は大体ただの物乞い

旅行者にたかって食事やガンジャを手に入れようって腹だ

本物は旅行者の前にはあまり現れないと思う

度々文中に「ガンジャ」という言葉が出てきますが
簡単に説明すると、ようは「乾燥大麻」いわゆるマリファナの事です
この他にもガンジャを精製して固めたチャラス(ハシシ)など、インドでは普通に売られています

一応インドでも違法ですがサドゥーが瞑想のために使ったり、
宗教との結び付きがあるのでインドではあまりタブー視されていないようです

ガートで座っていると「葉っぱ、葉っぱ」とか言いながら子供が売りに来たり・・・
しかもその値段は日本からみたら信じられないような安価です

万が一、警察に見つかったとしても「バクシーシ」(喜捨)
わかりやすく言うと「賄賂」を100$位渡せば「忘れて」くれます(笑)


日本でも戦前は大麻が育てられているのは普通の事だったし
ヨーロッパでは殆どの国で認められている

大麻は麻薬ではない。
日本ではあまり区別されていないが「大麻」は大麻取締法という法律であって、麻薬取締法ではないのです
実際、大麻には常用性は無く、タバコよりも害がない位です

よく大麻の吸い過ぎでおかしくなった人の話などがありますが
別に大麻に限ったことではないと思いませんか?

お酒だって飲み過ぎれば「アルコール依存症」でおかしくなりません?
更に「肝硬変」なんてオマケも付いてきますし・・・

タバコだって吸い過ぎで「癌」、禁煙中のニコチン減少による「イライラ」
これは立派な中毒性じゃありませんか?

大麻だって吸い過ぎたら良くないってのは当たり前ですよね?

では何故大麻が禁止されているのか?
答え アメリカが大麻嫌いだから

大麻の原産地は主にアメリカの敵国が産地であることが多く
大麻はテロリストの資金源になる可能性があるのでそれを嫌ってんじゃないかなぁ

アメリカで阿片や大麻から濃縮抽出した物を接種して
死んだ奴がいたからとか言う事もあるんだけどさぁ精製して「濃縮抽出」したのは誰よ?
「塩分」だって濃縮したもの飲んだら死ぬだろ・・・

日本での大麻を禁止にしたのもGHQだしね

あーここまで色々書いてきましたが「放浪絵描き」はまったくお酒もタバコも大麻も吸いません
ただ旅中に思ったので書いておきました

あと「日本」で大麻持ってると間違いなく監獄行きだから持ってこないように
吸いたいなら海外行ってくださいね




ベンガリートラのお店

レストラン「モナリザ」

ベンガリートラにあるツーリスト向けのレストラン
店内では待ち時間にインターネットもできる(有料)

細い路地を挟んで向かい側には
レストラン「アプサラ」があり、この2軒は仲が悪い

俺等はどちらかというと「モナリザ派」
安いし「大盛り」にしても値段が同じなのが嬉しい

スパゲッティに定評あり
チキンビリヤニやピザも美味い

ただし、日本食はヤバイ(笑)

ヴァラナシは1日に2回は停電になるので
モナリザでは予備電源がある(写真は停電中)
  モナリザに奉公してる
ニルモル(左)とミネー(右)

ネパールのポカラ出身の二人

日本語も少しならわかる


服屋のおじちゃん

バガボンドの単行本を見ながら
袴を作れるほどの仕立師

他にも浴衣や拳法胴着など
色々な物をオーダーメイドで
作ってくれる

ただし生地が「印度製」なので
色落ちしまくるので注意

因みに放浪絵描きが上の方で着ている
拳法着もおっちゃんの作



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